いつも誰かがケンカしています。
理由は様々で、ここは私の場所!僕のおもちゃ!など...
さっきまで見向きもしなかったパズルを誰かがやり出したら
私も!となり、「一緒にしよう!」と2人で仲良く遊べてるなーと思ってたら
最終的に「もうパズルなんてやんないー!」...何があったの?
最後は「ママー」と来てケンカの仲裁に入ります。
ケンカの仲裁はかなり骨が折れます。
とにかく、落ち着いて話が出来ない、聞けないので落ち着かせます。
そして何があったのか両方の意見を聞き、そこから、私の意見を言い、
私はどちらかが悪いと言うのはないので両方悪い事を言い
最後にケンカした者同士仲直りさせて終了です。
この流れを3分で終わる時もあれば1時間かかる時もあります。
私の雷が落ちれば瞬時に終わりますが、これは奥の手です。
子供なので自分で解決できないだろうし、うまく気持ちを言えないだろうし、
貸し借りもスムーズに行くわけがない。
子供だからケンカをするのは当たり前、ケンカを通してコミュニケーション能力や
解決する力、などを学ぶと思えば兄妹ケンカの捉え方も変わると思います。
なので、うちはケンカになるからと、一人一つのオモチャはありません。
お菓子も4等分しなさいと言います。
いい教材だからです、しかし子供達は
こういう分けにくい物を目の前にするとケンカします、当たり前です。
さて問題です。この一つしかないオモチャ、お菓子どうする?
ケンカはリアルな人生勉強、分からないからケンカになると思えば
分からないところは、どこが分からないかを確認して教える、
今度からはこういう時はこうすればいいんだよと。
勉強を教えるのも、ケンカの仲裁も同じ視点で見れば一緒です。
ケンカしている子供達に「いつもケンカばかり!やめなさい!」とはいうけど
勉強してて、「いつも勉強ばかり!やめなさい!」とは言いませんよね。
机に向かっていなくても、社会勉強という科目をしていると思っています。
ケンカをした時、例えば叩いたと子供が泣いてきた時に膝に乗せて
落ち着くまで話を聞いたら、
「ケンカをしたらダメとは言わない、自分の意見をいうのはいい事だから。
でも、言い方ってあるよね、今みたいに大きな声で自分の意見だけいうのはよくない。
ちゃんと言ってる相手の顔を見て言ってる?
どんな顔してる?悲しい顔していない?
あなたはそれでも自分の言いたい事をまだ言うの?」
もう片方には「あなたも言われたからって叩くのはだめ。それはよくない。
そもそもあなたも相手の話を無視してたって言うやん、
何かしら返事をしないと悲しくなちゃうんだよ。
ママが返事をしないとあなたは悲しくなるでしょ?返事はしようね。」
と言ってお互いに「ごめんね」と言って一件落着!
同じ事を何度も繰り返すと「何回同じ事でケンカしよんのかー!」と私の雷が落ちます。
ケンカは毎日起こる事ですが、何度も繰り返しケンカをせずに仲良く遊ぶ方法を
一緒に考えていくと、ケンカも減ったような気がします。
兄妹はこの世の中で唯一血の繋がりのある存在なので、一生を通じて
仲良くしていって欲しいなと願っています。