幸せは人によって違う形の見えないものです。
だからこそ、答えはなく自分で選択して行った先に自分だけの幸せがあると思います。
私は子供が何か選ぶときに、1番したい事、欲しい物、食べたい物を子供達には選択するように言っています。
遠慮して「これでいい」と言ったら「本当はどれが欲しいの?」「本当はこれがいい」と引き出します。
”人の顔見ながら遠慮して本当に欲しいものを諦める”
そんな考え方の癖をつけて幸せと感じる人生を歩んでいけるのかと思うと親としては不安を感じます。
実際にそれ以外のものを選ばせると時間がかかります。それが欲しい以外考えていなかったからです。
それに”1番欲しいもの”と”これでいいと選んだもの”の扱いも全然違います。とりあえず手に入れたからです。
無意識に、自分の手にしているものは”1番欲しい物じゃない物”だからと感じているのではないでしょうか。
人生の折り返し地点をカーブ中の私は今までの経験を振り返り”後悔しない人生を生きたい”を胸に毎日生活しています。
幼稚園に通っている次女が浮かない顔をしていた日、1日の終わりに今日楽しかった?と聞くと「楽しくなかった...お友達が遊んでくれなかった...」と言いました。
話を聞くと、次女は滑り台で遊びたかったけど、お友達はケイドロしたく、お互い遊びたい物が違ったそう。
私は次女に言いました。「あなたは滑り台、お友達はケイドロしたかったんだよね?遊びたい物が違ったんなら仕方ないよ。どっちが悪いとかはないよ。滑り台で遊んでる子とお友達になって一緒に遊ぶのはどう?遊びたい物が一緒なら気が合うんじゃない?」
次女は「滑り台にいる子はお友達じゃない、ケイドロは何だか怖そうで嫌だった」
私は「じゃあ、友達になれば?ケイドロは怖くないよお友達が楽しいって遊んでるんでしょう?」
小さな子でも後悔した事、心残りな事があります。
あの時、あーすればよかったと後悔するのは思い返すたびに辛い気持ちになってしまいます。私もそう思う事が沢山ありました。
もちろん、1番欲しいものを得るためには我慢は必要だと思います。
ケーキが食べたいならジュースじゃなくてお茶か水。(糖分の取りすぎ注意です。)
欲しいものも我が家の予算内で欲しいものをお願いしています。(どうしても予算オーバーの時はドリルの進み具合で相談可能。)
したい事があるなら、しなければいけない事をやってから。
そういう時の子供達は、自分の1番欲しい物をゲットできるチャンス!とやる気が違います。私との約束もすんなり受け入れます。
子供の1番を作る下準備は
子供が欲しい!食べたい!やりたい!と思う状態にするには日頃から準備します。
欲しい物は誕生日かクリスマスのみ。それ以外の欲しい物は作りなさいと言ってます(トイレットペーパーや空き箱など工作に必要なものは揃えています)
毎日のおやつはせんべい2枚と飴玉を3時以外食べたらだめ。(おばあちゃんの家やお友達の家で出された物はOK。)
ジュースはお誕生日やお祝い以外はお茶か水。
などの生活を送っていたらしたい事、欲しいものが出てくるので出てきたら
1番何が欲しい?など考えさせて今度の誕生日にと夢を膨らませています。
先日、終業式まで毎日頑張ったご褒美にアイスとお菓子を買ったらめちゃくちゃ喜んで大騒ぎでした。
長男は「このチョコレーは明日みんなで食べるんだから触ったらだめ!」と早々に大事そうに自分のバックに入れていました。
嬉しい、楽しい、と感じる感度ってすごく大事だと思います。それは日頃から当たり前にしている事が贅沢であればあるほど鈍くなると思います。
それは私にも言える事なのでうちでは質素、倹約の生活を子供達と送る様にしています。
いつも1番を選ぶ癖をつけて”これじゃないと絶対に嫌!と思う子”になって欲しいです。その為の努力はきっとすごい物だと思います。